【０】はじめに

　今回は、中原区役所地域振興課の「中原区役所コンサート」事業の裏側をご紹介します！

　地域振興課の仕事は、「地域の人と一緒にまちを盛り上げること」。町内会・自治会や商店街、地域活動をする団体さんの支援をしたり、地域の特性を生かしたさまざまなイベントを企画・運営しています。スポーツイベント、まち歩き講座、フラワーアレンジメント教室、音楽祭…など、ジャンルはさまざま。地域のつながりを強め、中原区を好きになってくれる人を増やしていくことを目指して、工夫を凝らした事業に取り組んでいます。

　そのひとつが「中原区役所コンサート」です。平成5年からスタートし、直近12月17日の開催で179回目を迎えました。区役所をはじめとして、グランツリー武蔵小杉や川崎市平和館など、区内施設を会場に不定期開催している無料コンサートです。「地域のみなさんに身近な場所で、気軽に、本格的な音楽を楽しんでいただくこと」を目的として、毎回さまざまなジャンルのアーティストを呼んでいます。

　年５～６回ほど開かれるコンサートですが、その裏側で区役所職員は一体どんなことをしているのか？この記事では、12月17日(土)に平和館で開催されたクリスマスコンサートに密着し、本番までの裏側に迫ります！

【１】企画を考える

　季節や会場に合わせたテーマをもとに出演アーティストのジャンル等を検討していきます。今回は、お子さん連れでも鑑賞しやすい会場（川崎市平和館）の特長、クリスマスが近いことを踏まえて、「子ども・ファミリーに特化したクリスマスコンサート」として企画しました。さらに、ボランティアバルーンアーティストさんとのご縁があり、バルーンプレゼント企画も組み込むことになりました！

【２】情報を届ける

　開催概要が決まったら、参加者募集のための情報発信をします。今回は区HP掲載のほか、近隣のこども文化センターや保育園・小学校にチラシ配架をお願いしたり、子育てアプリでの配信も行いました。また、日ごろから区の事業広報に協力いただいている「かわさきＦＭ」さんにもお邪魔して、コンサートの紹介と告知をさせていただきました！

【３】当日までの準備・調整

　当日の運営計画から、必要な物品の用意までさまざまな準備があります。今回は、ベビーカーを横に置いて鑑賞することができる「ベビーカー優先席」のラベル、バルーンプレゼントのための整理券や抽選券なども用意しました。

【４】コンサート当日　

　受付や席のご案内など、ボランティアの方と一緒にお客様をお出迎えします。今回は童謡歌手・ピアニストの方に出演いただきました。手遊び歌、クリスマスソング、振り付け付きの人気JPOPなどのプログラムで、お子さんもご家族も一緒に楽しめるコンサートになりました！

【５】さいごに　

　１回のコンサートの裏側には、さまざまな方の思いやご協力があります。地域のみなさんのニーズを感じ取りながら、地域のみなさんと一緒に音楽を楽しむ空間をつくれること。そこにだれでも気軽に来られること。区役所コンサートにはそんな良さがあると考えています。小さなお子さん連れやご高齢の方など、大きなコンサートホールにはなかなか足が向きにくい方もいらっしゃるかと思います。気軽に音楽に触れる機会として楽しんでいただければ嬉しいです。

　新しい試みは大変なこともありますが、楽しかった！という感想やお客様の笑顔が見られると、次はどんなことができるかな？とわくわくします。お子様からシニアの方まで、幅広く愛されるコンサートであれるよう、これからも楽しく頑張ってまいります！なお、次回のコンサートは、3月11日(土)13：30～区役所敷地内の芝生広場にて、口笛世界チャンピオンをお招きする予定です。この記事をお読みくださっているみなさんも、ぜひお越しくださいね！ご来場お待ちしています。